新居に越してきて、ひととおりの荷ほどきをを終えました。我が家にはもともと物が多く、やはり収納が足りません(涙)。
棚は既製品で安く気に入ったものがあれば、それを買った方が良いかもしれません。が、DIYのメリットを考えつつゆっくり苦難の道を進みます。
棚を必要としている部屋は色々とありますが、一つ一つをテーラーメイドしていくのは大変。また引っ越すかもしれませんし。
なので、なるべくどの部屋にも使えそうな棚をDIYします。
準備
イメージ
①移動しやすい。②高さや奥行など外形寸法を統一。そして③シンプル、をテーマに製作します。
上下2段のキャスター付きの棚をつくります。厚さ1.5cmのベニヤ板を利用し、外枠は幅60cm、高さ71.5cm(あとで、天板の板を一枚追加し73cmに)、奥行35.5cmにします。
寸法の理由は、上段、下段ともに高さ31cmをとり、A4サイズの用紙やキングファイルが立てて収まるようにしました。奥行も引き出しをつけた際に、キングファイルを横に寝かせて収まるサイズになります。
上下2段に仕切る中板を一枚はめますが、中板の奥行は今回34cmとしました。外枠のサイズよりもあえて片側はベニヤの厚さ分(1.5cm)を凹ませておきます。あとでドロアーをつけた際の化粧用の板がうまく収まるようにしてみます。
材料
厚さ15mmのベニヤ板をホームセンターで必要なサイズにカットしてもらいました。天板は後で追加1枚を載せるつもりですが、それは落ち着いてからまとめてやります。
ベニヤ板のカットも、棚1つでは大きな余りが出てしまいます。同じ規格でいくつか作るので、次の利用分も予めカットしておきます。もし本やファイルがメインであれば奥行は30cm以下とすることでコスパよく棚がつくれそうです。
余りの部分はスペーサーや治具のサイズにカットして利用すると便利と思います。私の場合、中板を取り付ける際に気が付きました。定規をあわせて鉛筆で中心を出すのに時間がかかる(&私が下手で不正確)のと、予め規格を統一するのであれば、ビスの位置も治具で決めておけば効率的だと思います。次から気を付けることに。
さて、木材以外は、キャスター(直径38mm、取付高50mm)を4つ。私はケチって2つを前後のみに動くタイプにしましたが、4つとも自由に動く方が便利です。ネットではストッパー付きも売られています。今後、用途に応じて調達することにします。
制作
最初、全ての板にビス以外に木工用のボンドをつけました。中板でのボンドの利用は私の場合、強度よりも位置固定の意味がありました。次回以降はスペーサーで代用し、必要に応じて金具で補強していきます。
さて、単純な棚ではあるため特に難しいことはありません。その一方で、ドリルドライバー以外に私の様な素人作業でも製作がはかどる便利なものを紹介します。
まず必須なのがコーナークランプで、最低2つ必要です。一人で作業する場合は特に重要です。
また、私は持っていませんが「きり」とビスの「皿どり」がセットになったものがあると作業時間を大きく短縮できそうです。きりでビスの穴を決めたあと、ドリルに交換する手間がなくなります。恐らく次以降は買います。
完成
完成版がこちらです(やすりをかけていないため、粗いです)。
完成といっても、天板はまだベニヤ一枚を貼りたいので最終的な完成はもう少し先です。また、利用していくなかで扉をつけたり、引き出しに変更したりもするため、あくまで今後のベースが一つできた、といった状態です。
写真にはありませんが、中板の奥側は外枠から1.5cm内側に引っ込んでいます。引き出しをつける際は棚自体の前後を逆にします。素の状態で、上下の段はそれぞれ高さ31cmのため、たいていのA4ファイルが立てて収まります。
キャスターをつけた後でわかりましたが、賃貸の床を保護する意味でもキャスターの利用は悪くなかったなと思いました。
ただ、取付高50mmのキャスターでは巾木に板の角があたります。ですので、巾木には後日、マスキングテープなどで保護をしたいと思います。
この後にオイルワックスなどで塗装する人は多いかもしれません。しかし、多少時間が経過した後でも壁にあたると色がうつることがあります。なので、賃貸の場合注意が必要です。私はとりあえず無垢の状態で利用します。
とりあえず、ベースはこの規格にしたうえでいくつか制作していきたいと思います。