身軽な通勤スタイルを目指し、普段持ち歩くものを見直しています。(参考)
先日、最大の難関『ノートパソコン』を通勤の荷物から外す事ができました。そして、次に手放せそうなものとして「お財布」と「カード類」に着目。
現金は近年、キャッシュレス決済が急速に浸透しています。そこで、お財布を持たずに通勤できるか試行錯誤することに。
もちろん、完全なキャッシュレス社会でない以上、環境は人それぞれです。あくまで私個人の取り組みとして参考いただければと思います。
既にスマート化していた範囲と、現在のお財布の内訳
まず、私の場合は生活の日々の支払いをスマホが担ってくれています。日常からキャッシュレス決済はPaypay、交通系ICカード(Suica)アプリを利用しています。なので、ある程度踏み込んでいる状態です。(このほか、ネットショップの決済ではクレカ)
しかしPaypayなどは使い始め当初、どこまで普及・利用できるか探りながらでした。そのため出費の性格から「なんとなく」現金も併用。例えば、よく立ち寄るコンビニや薬局はPaypayで支払い、仕事の経費精算があるものは現金で、など。振り返れば使い分ける意味はなくなっていましたが、惰性のまま定着してた状態です。そんな私のお財布には現在のところ、
- 当然、現金(紙幣、コイン)
- カード類(クレカx1枚、銀行のキャッシュカードx1枚、健康保険証、運転免許証、マイナンバーカード、頻繁に利用する店のクーポンx1枚)
- 経費精算用のレシート・領収書
などが入っています。(ポイントカードはアプリが中心で、財布にはありません)
日頃は薄い長財布を持ち歩き、可能な限り最低限を収めています。
尚、カード類と一括りの表現ですが、財布に入れる以外のものもあります。社員証や施設に入るセキュリティ系のICカードなどが計3枚あり、それらは仕事で使う名刺入れに入れています。
財布を持たない運用を考える
まず、できるだけ現金は持ち歩かず通勤はキャッシュレスにします。一応、不測の事態に備えて諭吉さんをスマホケースに折りたたんで入れておきます。
レシート・領収書は仕事の経費精算用のみ受け取り、帰宅までスーツのポケットに。
そしてカード類は、スマホケースに2枚分のカードポケットがあるため、その分に抑えます。(自己流の判断で)2枚は■キャッシュカード(Visaデビット機能付き)と■健康保険証に。
そのため、元々お財布に入れていた、クレカ、運転免許証、マイナンバーカード、店のクーポンは家においておきます。当然、人によって事情が異なるので、車を利用する場合は悩まず運転免許証は必携です。
とりあえず、これで財布自体は家に置いた想定(実際は何日か持っていましたが、無いと仮定)となり、1週間を過ごしてみました。
運用してみて
上記の対応で、週末を含め色々な場面を想定しながら1週間ほど運用してみたところ、
キャッシュレスの決済運用
見当がついていれば不安がない
元々Paypayなどのキャッシュレス決済中心に生活していたため、ある程度は予想の範囲。特に日常の生活で困る場面はありません。というのも、あらかじめ「現金のみ」という店も大体分かっています。例えば(通勤ではないですが)私の自宅周辺では、、、
- 最寄りのクリーニング屋さん(個人店舗っぽい感じ)
- あまり使いませんが、個人タクシーの一部(現金でなければだめ、というところは相当少ない。ただ、かなりご高齢の運転手さんの中にはクレカでもNGの人がいました。)
- 一部、クリニックなどで(子供の利用で、私の地域は無償のため結局支払うことは無いのですが)
- よく通う理髪店(クレカも使えずにいましたが、近くPaypayは入れるそうです)
などでしょうか。仮にこうした店を利用する場合もおおよそ金額の見当がついいれば、あまり現金支払いが煩わしいとか、苦に感じることはありませんでした。「予めわかっている」というのが大事なのかなと感じます。
金額の見当がつかない場面では逆に不安から財布が必要だなと思います。例えば週末に家族で遠くへ行く場合、「現金が必要になるかわからない(不安)」→「不安を抱えたくない」等の理由です。
予備の財布を職場に置いておくことに
さて、目的としていた通勤や仕事の場面に話を戻します。通勤移動の間は全く現金決済がなくともと問題がない旨を確認しましたが、出社後は、
- セミナーなどへの参加に現金の支払いが発生するときがある(かつ、このパターンは高額が多い)
- 社内外の仲間内での各種会費(会計をするまで額が読めない)
- 地方出張で不安なときがある(憶測交じり。要はいつ必要になるか読めない)
- ランチで使った店が未対応
といったところで財布/現金決済を必要としました。とは言っても、多くは事前に予定がわかり、またランチなども諭吉さんが活躍。何とかなる範囲との感触を得ています。
当初は、必要であればコンビニATMで引き下ろせば良いと考えていました。しかし、後述する理由でキャッシュカード(デビットカード)でなくクレカを持ち歩くことに。念のため、鍵のかかる会社の個人ロッカーには予備の財布を置いておくことにしました。
出張などは週末の遠出と同じく、職場や生活圏の外に出た環境が読めないこともあります。そのため、無理に不安を抑え込まず財布を持ち歩くことにします。
キャッシュレス決済の手段を分散する
ランチで入った店がキャッシュレス決済の対応も、Paypayは未対応という所がありました。当然、現金だけの店も多くあります。会計でスマホから諭吉さんを出すか迷いましたが、SuicaはOKと分かり事なきを得ました。現状ではキャッシュレス決済の手段を1つに縛らず、複数に分散しておくのが無難かもしれません。
持ち歩くカード類について
今回、クレカ、マイナンバーカード、運転免許証を家においた想定で運用を行いました。
ホームセンターや一部店舗の利用で、デビットよりもクレカは色々な場面でまだ利用範囲に圧倒的な安心感があります。そのため、日ごろ持ち歩くカードはデビットからクレカに交代することに。
マイナンバーカードは今のところ自宅に置いていて不自由ないためそのままです。
運転免許証は車を利用する際、持っているかどうかを心配、確認するのが煩わしいと感じました。持たずに車を運転すれば、法に背いてしまいますし。常に手許にある状態とするため健康保険証と収納先を交代し運転免許証をスマホのカードポケットに。健康保険証はちょっと違和感ありますが名刺入れに入れています。(世間的には健康保険証の代わりにマイナンバーカードでいい)
レシート・領収書について
財布を持たずに一番困ったのがレシートやクーポン類。いわゆる、お金に関する「紙のしまい場所」です。スーツのポケットに入れ、帰宅後にまとめていますが結構バラバラになり机が散らかります。
家に置いている財布にしまう、としても後で会社の清算に用いる用途から馴染まないため、これは後日別の対策を考えることに。
まとめ
今はまだキャッシュレス社会に至る過渡期です。その過程でお財布(の中身)は安心のためにも必要となる場面があります。そのため「いざ」の不安にどう対処して、割り切れるかがポイントかなと思います。
結果、私の場合は自宅と職場で物理的な財布を分散して持つことにしました。
財布は持たないどころか、結局自宅と職場、2つも持つのかい!ということになります。が、通勤時に物理的な財布(ゆくゆくは鞄)を持ち歩かないことを目指しているため、その点では目的達成。「良し!」と(無理やりに)しました。
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