大切なものに小さなタグを付けることで、スマホでその場所を確認・追跡できるMamorio(マモリオ)を紹介します。
鍵やお財布、大切な物に取り付けて利用する人が多いと思います。私は主に仕事のお客さんからお預かりした書類などに利用しています。少し特殊かもしれませんが、使い勝手を知る参考になればと思います。
Mamorioのタグって?
役割
スマホと連携するタグを用います。大きさや形状に種類があり、用途や好みで選択できます。スマホのGPSやBluetoorhの機能を使い、登録したタグの場所や近さをアプリで教えてくれます。失くしたくないものにタグを付けておくことで、紛失防止に利用できる仕組みです。
具体的には、スマホとタグの距離をBluetoothで検知。タグが圏外になるとスマホに通知をくれます。そして、どの時点まで一緒にあったのかをマップ上のGPSで確認が可能。もしタグが鍵やカバンなどに取り付けてあれば、取りに戻ることで紛失を防げます。
GPSはスマホ側の機能になります。忘れ物が移動する電車やバスの中であったり、ペットの首輪などの場合、最後に検知した場所から動いてしまう場合があります。その際はMamorioの「みんなで探す」という機能を利用。他のユーザーがタグの近くを通るとその場所を教えてくれるとのこと。公共の交通機関とも連携されていて、地下鉄など電車の駅でも場所を知らせてくれます。
モノ
いくつか種類がありますが、私は電池交換が可能なタイプを利用しています。タグはヨコ3.7cm×タテ2.5cm×厚さ0.3cmの小さなものです。他の製品とも共通しますが、どれも薄く、財布などに入れても全く違和感ありません。
冗談でなくタグそのものを失くしそうなので、私は別売りのチャームに入れています。このチャームはキーホルダーとしても気に入っています。
会社
似たタイプの製品、サービスは他にもある様です。Mamorioは日本のメーカーで、この分野では国内でも草分け的な印象があります。
このMamorioの特徴に、困ったときはお互い様、ユーザー同士みんなの力を貸して!という機能があります。持っているだけで、もしかすると誰かの役に立っています。日本チックの素直で面白い発想に私は好感を持ちました。
地下鉄など(記事掲載時点700の路線)とも連携しています。タグの場所がMamorioのユーザーに通知が行くようになっています。私はまだこの機能を頼る場面は(幸い)ありませんが、失くしても具体性ある希望が持てます。
私の使い方
日ごろは鍵のキーホルダーとして
家の鍵にキーホルダーとして取り付けています。勿論、Mamorioの追跡機能をオンにすることで鍵を失くしても探せるようにできます。
大切な書類と一緒にタグを入れて、追跡オン
私の大半の利用は、出先で大切な書類をお預かりした際です。チャームからタグ本体取り出して封筒に一緒に入れています。(以前の記事もご参考ください)
封筒に入れた際に、スマホでMamorioのアプリを開き、権限設定から追跡をオンにします。実際のアプリは追跡機能のボタンがある訳ではありません。利用しないときにスマホの省エネ目的で位置追跡の権限を外しています。
その後、スマホのMamorioアプリに目を通すと、私自身とタグの位置を知ることができます。もし自分とタグ(大事な書類)が離れてしまった場合も、どこに置き忘れたかがわかります。
普段カバンを持ち歩く人には無用かもしれません。私はカバンを「持たないようにしている」ためかえってこうしたタグは重宝しています。
補足的な使い方
書類の出し手に安心感を与えるため
話題になる事は無いですが、きっと話せば安心のネタになります。本当に信頼感が増すかは話し方次第ではあります。
常にスマホで気にするため、そもそも忘れない効果を高める
タグを封筒に入れたあとは、スマホで所在を確認します。私もそうですが、みんな日ごろからスマホの画面に目を通します。そうした際にMamorioが機能しているかも自然と意識するので「そもそも忘れることを防ぐ」効果があります。
まとめ
私はMamorioのタグで以上の様な使い方をしています。メリットばかりを書いていますが最後に注意点を添えてまとめます。注意点はMamorio以外の製品にも共通します。しかし、普段使いでそうした注意点が少ないところもこの製品の特長だと思います。
バッテリー交換式でなければ、捨てるときに困る
もともとタグのバッテリーを交換できる様になったのは最近で、それまでは使い切りでした。バッテリーは約1年(製品や使い方による)と長持ちしますが、捨てる際に色々と困ります。
バッテリー残量は一応の確認が必要
スマホのアプリからバッテリーの残量を確認できます。しかし、バッテリーが長持ちする分、交換はつい忘れてしまいがちに。使うタイミングでバッテリーの残量は確認したいです。
GPS上はピンポイントより若干アバウト
追跡機能をオンにしておくと、マップ上でタグの位置を表示してくれます。しかし、タグの位置はピンポイントよりは少しアバウトに見る必要があります。特に、地下鉄などはそもそも正確なGPSを期待できないため、注意が必要です。(なお、Mamorioは主要な地下鉄とも連携。そこに安心感がありました。またBluetoothの届く範囲に近づけば、メーターとARの機能でより詳細な位置を割り出せます。)